ヒト成長ホルモン対策

世界反ドーピング機関（ＷＡＤＡ）が、血液中のヒト成長ホルモン（ＨＧＨ）を調べるための精巧な検査装置を購入し、北京五輪に向けての検査態勢を強化することになった。２日付のニューヨーク・タイムズ紙（電子版）が報じた。

　筋肉増強効果があるとされる禁止薬物のＨＧＨはドーピング検査での摘発が難しかった。ＷＡＤＡのハウマン事務総長は「この検査が北京で実施されることは喜ばしいことだ」と話し、抜き打ち検査での効果も期待した。検査装置を開発した企業名の公表は避け、欧州を本部とする企業とだけ述べた。

　２００４年のアテネ夏季五輪、０６年のトリノ冬季五輪では数百人の選手しかＨＧＨの検査はできなかった。

　［2008年4月2日 日刊スポーツから］

何も使わず、人間そのものの実力で戦って欲しい。