長良川の鵜飼い

１３００年の歴史を誇る岐阜市の長良川鵜(う)飼いが１１日開幕し、約１２００人の見物客でにぎわった。

　かがり火を赤々と燃やした６隻の鵜舟が午後８時半前、暗闇に包まれた川面にこぎ出した。

　鵜匠の「ホウ」「ホウ」というかけ声に合わせて、縄をつけた鵜が何度も水中に潜り、アユをくわえて舟に戻った。

　一番の見せ場は、鵜舟が一斉に川を下る「総がらみ」。鵜匠たちの見事な縄さばきに、鵜舟を囲んだ４５隻の観覧船から、大きな歓声が上がった。

　市鵜飼観覧船事務所では１０月１５日までのシーズン中、前年並みの約１２万人の乗船客を見込んでいる。

読売新聞

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