精一杯生きてます
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食品や石油関連品の値上げが止まらない。1日には石油元売り各社が前月に続きガソリン卸値を引き上げるほか、小麦製品や乳製品の値上げが相次ぐ。終わりの見えない生活必需品の値上げは、家計を直撃するだけでなく消費抑制に拍車を掛ける恐れがあり、深刻の度合いを増している。
石油元売り最大手の新日本石油は8月のガソリン卸値を前月比で1リットル当たり5.1円引き上げる。ジャパンエナジーや昭和シェル石油も値上げを実施する。このため全国平均のレギュラーガソリン店頭価格は最高値の181.5円を更新し、180円台半ばに上昇する公算が大きい。お盆休みに車で帰省する家庭には手痛い出費となりそうだ。 一方、食品では、加ト吉が小麦の高騰で冷凍うどんの価格を5-10%引き上げる。雪印乳業は2月に値上げしたばかりのチーズやマーガリンを再値上げ。キユーピーも昨年6月に17年ぶりに上げたマヨネーズの再値上げに踏み切る。 流通関連業界では「値上げをすれば、商品が売れなくなる」(中堅スーパー)として、小売り、食品各社とも価格競争にしのぎを削る。しかし、6月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は前年同月比1.9%上昇と10年ぶりの高水準を記録。必需品の値上げは着実に広がっている。 農林中金総合研究所のエコノミスト、南武志氏は「値上げしている食品やガソリンの消費が減り、他の支出にもしわ寄せがきている」と分析。「今後は電力料金のほか、鉄鋼価格上昇で自動車などの値上げも予想され、物価は来年前半までは上がり続ける」とみている。
ZAKZAK 2008/08/01 PR |
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